結果 1954-1960
「自然法は人間各自の魂に記され、刻まれています。それは、善を行うことを命じ罪を犯すことを禁じる人間的理性だからです。……そして、その命令が法の力を持つことができるのは、それがわたしたちの精神と自由とが服従しなければならないいと高き理性の声であり代弁者であるからです」3。
「〔これらの規範は、〕人が真理と呼ぶこの光の書に記されているのです。そこにすべての正しい法が書かれ、そこから正しいことを行う人間の心のうちにそれが伝えられるのです。人の心に移動してしまうのではなく、そこに刻印を押すのです。指輪の印章がろうに押されても、指輪を離れないのと同じように」5。
自然法は、「神がわたしたちのうちに置かれた知性の光にほかなりません。これによって、わたしたちはなすべきことと避けなければならないことを知ります。この光、もしくは法は、創造のときに神から人間に与えられたものです」6。
「真の法とは、本性にかない、すべての人間に共通で、首尾一貫して不変の、正しい理性のことです。それは義務の遂行を促し、犯行から遠ざけてくれます。……この法を他のものと置き換えることは神への冒瀆です。その中の一つの規定といえども実行しないことはゆるされませんし、これをことごとく廃棄するなどということはだれにもできません」7。
「主よ、あなたのおきてによって、また人間の心に刻まれたおきてによって、盗みは必ず罰せられます。悪意ですらそのおきてを消し去ることはできません」9。