[2044]
受洗者の忠実さこそが、福音の告知とこの世における教会の使命にとってのもっとも重要な条件となります。救いの知らせが人々の前にその真理と輝きの力を表すためには、それがキリスト者の生活のあかしによって裏づけられなければなりません。「キリスト教的な生活によるあかしと、超自然的な精神をもって行う善業は、人々を信仰と神へ引き寄せる力を持っています」91。
[2045]
キリスト者とはキリストを頭とするからだの肢体なので92、自分たちの一貫した信念や行いによって教会の建設に寄与します。教会は信者の聖性によって大きくなり、成長・発展し93、ついには「成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです」(エフェソ4∙13)。
[2046]
キリストに従う生活によって、キリスト者は、「正義と愛と平和の国」94である神の国の到来を早めます。とはいえ、世俗の任務をなおざりにしてはなりません。自分たちの師に忠実に従い、正直と忍耐と愛をもってこれを成し遂げるのです。