結果 2056-2063
「あなたの神、主を愛し、その道に従って歩み、その戒めとおきてと法を守るならば、あなたはいのちを得、かつ増える」(申命記30∙16)。十戒のその解放の力は、たとえば、寄留人や奴隷にも及ぶ七日目の安息のおきてに表されています。
「あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったが、あなたの神、主が力あるみ手とみ腕を伸ばしてあなたを導き出されたことを思い起こさねばならない」(申命記5∙15)。
「人祖は罪の罰として、自由の楽園からこの世の奴隷の身分に移りました。そのため、十戒の最初の句、神のおきての最初のことばは自由と関係するものとなっています。『わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である』(出エジプト20∙2、申命記5∙6)」オリゲネス『出エジプト記講話』 (Origenes, In Exodum homilia 8, 1: SC 321, 242 [PG 12, 350])。。
「神はご自分に対する愛を命じ、隣人に対する正義を教えられました。それは、人が不義な者、神にふさわしくない者とならないようにするためでした。こうして、神はご自分との友情関係、および隣人との和合に向け、人を十戒によって準備なさったのです。……〔十戒のことばは〕わたしたち〔キリスト者〕のもとでも同じように保存されています。それらは、主の、人としての来臨によって拡大され、増加されたとはいえ、廃止されたのではありません」聖エイレナイオス『異端反駁』 (S. Ireneus Lugudnensis. Adversus haereses, 4, 16, 3-4: SC 100, 566-570 [PG 7, 1017 1018])。。