両親はわが子の教育の第一の責任者です。両親はまず
家庭を築くことによってこの責任を果たします。家庭には当然のこととして優しさ、ゆるし、尊敬、忠実、無私の奉仕があるべきです。家庭は
徳育に適した場です。徳育に際しては、真の自由の条件である自己放棄、健全な判断、自制心などの習得が求められます。親は子供に「物質的・本能的次元を内面的・精神的次元のもとに」
ヨハネ・パウロ2世回勅『新しい課題―教会と社会の100年をふりかえって』36(Centesimus annus: AAS 83 [1991] 838)。置くことを教えるべきです。わが子によい模範を示すことは、親にとっての重大な責任です。親が子供の前で自分自身の欠点を認めるならば、彼らをよりよく指導し、欠点を改めさせることもできるでしょう。
「わが子を愛する者は、しばしばむちで懲らしめる……。子をしつける親は、その子のおかげで楽ができる」(シラ30∙1-2)。「父親たち、子供を怒らせてはなりません。主がしつけ諭されるように、育てなさい」(エフェソ6∙4)。