結果 2238-2243
「すべての人々に対して自分の義務を果たしなさい。貢ぎを納めるべき人には貢ぎを納め、税を納めるべき人には税を納め、恐るべき人は恐れ、敬うべき人は敬いなさい」(ローマ13∙7)。xs+使徒パウロは、「わたしたちがつねに信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るため」(一テモテ2∙2)に、王や権威を行使するすべての人のために祈りと感謝をささげるよう勧めています。xs-
キリスト者は「それぞれの祖国に居住しています。しかし寄留人としてなのです。国民としてのすべての義務を果たし、寄留人としてのすべての責務を担います。……定められた法規に従いはしますが、その生き方は法にまさるものです。……きわめて重要なポストに神から任じられているので、それを放棄することはゆるされません」26。
政府は共通善を図る責務上、国が定めた移住に関する種々の法的条件の履行、とくに移住国に対する移民の義務の遵守を要求することができます。移住者は受け入れ国の物的・精神的資産を感謝して尊重し、その法律に従い、求められる負担に協力しなければなりません。
「公権が越権行為によって国民を圧迫する場合にも、国民は共通善によって客観的に要求されることを拒否してはなりません。しかしながら、国民は公権の濫用に反対して、自然法と福音のおきてが示す限界を守りながら、自分および同国民の権利を擁護することができます。」27