結果 2366-2372
「夫婦愛と生命伝達の責任との調和が問題となるときには、行為の倫理性は意向の純粋性や動機の評価だけに依存するのではありません。それは人間(ペルソナ)とその行為の本性から引き出された客観的基準、真の愛の連関において相互授与と人間繁殖の十全な意味を守る基準によって、定められるべきです。このことは夫婦間の貞潔の徳をまじめに実践することなしには実現できません」119。
「夫と妻が全面的に相互に自己を与え合うことを本来意味する人間の性という言語は、相手に自己を全面的に与えないことを意味する避妊とは客観的に矛盾し相いれないものです。避妊は生命に開かれていることへの積極的な否定であり、人格全体において与えるように呼ばれている夫婦愛の神からの真理を偽るものです。……避妊と周期のリズムを利用することの人間学的・倫理的な分岐点には、……人格と性に関する調和することのできない二つの考え方があります」123。