結果 2599-2607
イエスの「祭司的」祈り55は、救いの営みの中で独自な位置を占めています。このことについては、第1部の終わりで述べることにします。この祈りはわたしたちの大祭司のつねに現実的な祈りを示すものであると同時に、主の祈りの中でイエスがわたしたちに教えておられることを含んだものでもあります。そのことについては第2部で詳述することにします。
ヘブライ人への手紙は、イエスの祈りがどのようにして救いの勝利をもたらしたかを劇的に表現しています。「キリストは肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、ご自分を死から救う力のあるかたに、祈りと願いとをささげ、そのおそれ敬う態度のゆえに聞き入れられました。キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。そして、完全な者となられたので、ご自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となり〔ました〕」(ヘブライ5∙7-9)。