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執り成しとは、わたしたちをイエスの祈りに緊密に結びつける懇願の祈りです。イエスはすべての人間、とくに罪びとのために御父のもとで執り成してくださる唯一の仲介者です107。イエスは「つねに生きていて、人々のために執り成しておられるので、ご自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります」(ヘブライ7∙25)。聖霊ご自身が「助けてくださいます。……神のみ心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです」(ローマ8∙26-27)。
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他の人のために執り成し懇願するというのは、アブラハム以来の、神のあわれみに結ばれた心の持ち主の特徴的な行為です。新約時代のキリスト教的執り成しはキリストの執り成しにあずかるものであり、聖徒の交わりの表れなのです。執り成しの祈りをささげる人は、「自分のことではなく、他人のこと」(フィリピ2∙4)に注意を払い、自分に悪を行う者のためにさえ祈るようになります108。
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初代のキリスト者共同体はこの種の祈りに熱心でした109。使徒パウロは信者たちを自分の福音宣教に祈りによって参加させる110一方で、自分は彼らのために執り成しの祈りをささげます111。キリスト者の執り成しは、「すべての人々のため……、すべての高官のため」(一テモテ2∙1-2)、迫害者のため112、福音を受け入れない人々の救いのため113などと、対象が制限なく拡大されていきます。