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とはいえ、イエスはわたしたちに機械的に繰り返すだけの祈りを授けられたわけではありませんn14。すべての口禱のときもそうですが、聖霊は神の子らに神のことばを通して御父に祈るようにと教えられます。イエスはわたしたちに、子としての祈りだけではなく、ご自分の霊も与えられるので、この霊によって、祈りはわたしたちのうちで「霊といのち」(ヨハネ6∙63)になるのです。さらに、わたしたちの祈りが子供としての祈りとなりえるのは、御父が「『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった」(ガラテヤ4∙6)からなのです。祈りはわたしたちの望みを御父に伝えるものなので、「人の心を見抜くかた」であるその御父は、「〝霊〟の思いが何であるかを知っておられます。〝霊〟は、神のみ心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです」(ローマ8∙27)。わたしたちの御父への祈りは、御子と聖霊との神秘的な派遣の中に組み込まれています。