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全能の父であり、秩序あるよい世界の創造主である神が全被造物を配慮しておられるなら、なぜ悪が存在するのでしょうか。この避けがたい、緊急の、神秘で、悲痛な問題には、どのような即答も満足がいかないでしょう。この問題に答えうるのは、キリスト教の教えの全体です。そしてそれは、以下のような内容となります。被造物はよいものであり、罪は悲劇的な出来事です。神は忍耐強い愛から、契約により、あがないをもたらす御子の受肉により、聖霊を与えることにより、人々を教会に集めることにより、秘跡の力により、至福ないのちへの招きにより、人間を迎えに来ておられます。そして、自由意志を持つ被造物がこれに同意するよう呼びかけておられます。しかしまた、恐るべき神秘ですが、それに逆らうこともできるのです。キリスト教の教えの全体が、悪の問題に対する回答となっています。