この最初の罪以来、罪が世界中に「蔓延」します。カインによるアベルの兄弟殺し
創世記4・3-15参照。、罪に基づく全世界的な堕落
創世記6・5,12、ローマ1・18-32参照。などを挙げることができますが、イスラエルの歴史の中でも、罪は頻繁に、とくに契約の神への不忠実、モーセの律法に対する違反として現れ、キリストのあがないのわざの後でも、キリスト者の間で、数限りもなく現れています
1コリント1章〜6章、黙示録2章〜3章参照。。聖書と伝承は、
人類史に見られる罪の存在と
普遍的広がりをたえず述べてやみません。
「神の啓示によって知らされるこれらのことは、人間の経験と一致します。すなわち、人間は自分の内心をふり返ってみれば、自分が悪に傾いていて、多種多様の悪の中に沈んでいることを発見します。それらの悪が、人間をつくった善なる神から来ることはありません。人間はしばしば神を自分の根源として認めることを拒否し、また自分の究極目的への秩序づけを壊し、自分自身と他人と全造物界とに対する調和を乱しました」 『現代世界憲章』,第13項。。