[508]
神はエバの子孫の中から、御子の母としておとめマリアを選ばれました。「恵みに満ちた」マリアは、「あがないのもっとも優れた実」です182。マリアは、母の胎内に宿った最初の瞬間から原罪のいささかの汚れも受けず、自分で罪を犯すことも生涯にわたってまったくありませんでした。
[509]
マリアは、まことに「神の母」です。人となられた神の永遠の御子の母だからです。この御子ご自身、神であられます。
[510]
マリアは「御子を懐妊したときも産んだときも処女であり、妊娠中もその乳房をもって育てたときも、終生処女のままでした」183。マリアの全存在が「主のはしため」(ルカ1∙38)なのです。
[511]
おとめマリアは「自由な信仰と従順をもって、人類の救いに協力しました」184。マリアは「全人類の名において」185同意しました。その従順によって、生けるものの母、新しいエバとなりました。