[62]
族長たちの時代の後、神はイスラエルをエジプトでの奴隷の状態から解放して、ご自分の民となさいました。神はシナイ山でこの民と契約を結び、モーセを通して、民に律法を与えられました。それは、この民がご自分を生きている真の唯一の神、摂理の父、公正な裁き主として認め、神に仕え、約束された救い主を待つようにさせるためでした22。
[63]
イスラエルは神の祭司的な民23、「主のみ名がつけられ」(申命記28∙10)た民です。「はじめに神の語りかけを受けた」24民、アブラハムの信仰に従う「兄」にあたる民です25。
[64]
預言者たちによって、神はその民のうちに救いの希望と、すべての人々にもたらされ26、心のうちに刻まれるはずの27、新しい永遠の契約への待望の心を培われます。預言者たちは神の民の根本的なあがない、民のあらゆる不忠実な行いの浄化28、すべての国の人々を含む救いを告げ知らせます29。この希望を担うのは、とくに主の貧しい人々と謙遜な人々です30。サラ、リベカ、ラケル、ミリヤム、デボラ、ハンナ、ユディト、エステルのような女性たちは、イスラエルの救いの生き生きとした希望を保ちとおしました。その中のもっとも清らかな人物がマリアです31。