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復活徹夜祭の『復活賛歌』では「幸いな夜よ、お前だけがキリストの死者の国からのよみがえりの時を知ることができた」『ローマ・ミサ典礼書』復活徹夜祭の「復活賛歌」。と歌います。事実、イエスの復活の出来事自体を目撃した者はだれもおらず、福音記者のだれもこれを描写していません。復活が身体的にどのように行われたかを語りうる者は、だれもいませんでした。ましてや、その秘められた本質、つまり、別のいのちへの移行は感覚でとらえることはできないのです。空の墓のしるしと使徒たちが復活したキリストと出会った事実とによって確認される歴史的出来事であるキリストの復活は、相変わらず歴史を超越し、凌駕するものとして、信仰の神秘の核心を成しています。復活したキリストが、世にではなく弟子たちに、「ご自分と一緒にガリラヤからエルサレムに上〔り〕、今、民に対してイエスの証人となって」(使徒言行録13∙31)いる人々にご自分を現されるヨハネ14・22参照。のは、そのためなのです。