[863]
教会全体は、ペトロと使徒たちの後継者を通して信仰と生活とがその起源とつながっているという意味で、使徒的です。また、教会全体が全世界に「遣わされている」という意味で、使徒的です。教会のすべての成員は、それぞれが異なった方法でこの使命に参加します。「キリスト者としての召し出しは、そのまま使徒職への召し出しでもあります」。「キリストの王国を全地に」広める目的に向けられた「神秘体の活動はすべて」「使徒職」381と呼ばれます。
[864]
「父から遣わされたキリストは教会の全使徒職の源泉であるから」、司祭や信徒の「使徒職の実りがキリストとの生きた一致にかかっていることは明白です」382。召命、時代の要請、聖霊の多様なたまものに応じて、使徒的活動はきわめて多様な形を取ります。しかしどんなときも、とくにエウカリスチア(聖体)からいただく愛が、「全使徒職の魂ともいうべき」383ものとなるのです。
[865]
教会はその根源とそもそもの成り立ちから、一、聖、普遍、使徒継承です。なぜなら、教会においてこそ、「天の国」、「神の支配」384がすでに存在し、また、世の終わりに完成されるからです。それはキリストにおいて到来し、キリストに合体された人々の心の中で神秘的に成長し、世の終わりについに完全に現れるものです。そのとき、キリストにあがなわれ、キリストの中で「愛において神のみ前で聖なる者、汚れのない者」385とされたすべての人間は一つに集められ、神のただ一つの民、「小羊の花嫁」386、「天から、神のもとからくだり、神の栄光に輝く都」387となります。そして「都の城壁には十二の土台があって、それには小羊の十二使徒の十二の名が刻みつけて」(黙示録21∙14)あります。